ところにより春

暖冬(だんとう)のせいなのでしょう。まだ2月なのに、多摩川の河川敷(かせんじき)は春一番に咲く花でおおわれています。グラウンドの土手のそばの日だまりには、空色のじゅうたんをしいたようにオオイヌノフグリガ咲いています。英語の名前は「Bird’s-Eye」。「小鳥の目」だそうな。日本語の名前とはずいぶんちがうなぁ。

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グラウンドはほとんど枯れシバとまだロゼット(地面にくっつけるような形の葉っぱ)のままのハルジオンが目立つけど、タンポポが顔だけのぞかせています。茎(くき)なんか全くなく、地面から花が咲いている感じ。春が来たかどうか、様子を見ているのね。でも川沿いは気温が低いのか、まだほとんど花は見られません。土手とグラウンドと河原。こんなにせまい場所なのに、風の当たり方や気温の差など、場所によって花の咲く時期がちがうのでござるよ。

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寒かったけど・・・

今日は今年初めてのせたがや水辺の楽校遊びの日。

冬鳥を観察して、虫の寝床を観察して、デキレバ川岸で鳥の足あとを見つけたかったのだけど、鳥の足あとはなく、水鳥のすがたもあまり見ることができませんでした。ザンネン。

それでも丸太や木くずの下でコガネムシの幼虫を見つけ、カワラヒワをぼう遠鏡で見ることができました。

それとおどろきだったのが、水生こん虫。水辺で鳥の足あとを探す代わりに、川の中の小石をひっくり返して水生こん虫をとってみんなに見てもらいました。

おどろきは写真のヒラタカゲロウ。多摩川の下流の世田谷区内にこんなカゲロウがすんでいるなんて知りませんでした。このカゲロウは、ふつうは水がキレイで水温の低い川の上流でしか見られません。ところがきょう、多摩川でたくさん見っけ。上流から流れてきたとも思えないのだけど・・・。

ヒラタカゲロウは体が平べったく、頭が大きく、おなかのわきにフリルのようなエラが付いています。それと三本の長いシッポ。なかなかかわいい形をしているでしょ。

ほかにもチラカゲロウやサホコカゲロウ、サナエトンボのヤゴ、ヨコエビなどたくさんの生き物がいました。何にもすんでいないような冬の冷たい川の中に、いろいろな生き物がいるのね。多摩川はたいしたもんだなぁ。


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